愛犬の日常のストレスや不安の軽減、症状の緩和を目的として、アロマテラピーを使用するケースが増えています。「犬がストレス?」と感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、犬も人間と同様にストレスを感じ、それによって様々な病気を発症する事があります。病は気から、というのは人間だけの話ではないのです。
また、愛犬にアロマテラピーを行うことによって、鼻や喉の症状を抑えたり、皮膚の調子を整えたりもします。人間よりも嗅覚が優れている分、愛犬の方が効果が顕著に出てくる事もありますが、それは裏を返せば、アロマテラピーが合わなかった場合、かける負担も人間の時より多くなる可能性もあります。アロマテラピーを始める際には、獣医師や専門家に相談すると良いでしょう。
アロマテラピーを行う前には、ペットはもちろん、飼い主もパッチテストを行ってから使用しましょう。飼い主のパッチテストのやり方は、エッセンシャルオイルを植物油で1%以下に薄めて、手首等に少量塗布し、様子を見ます。(可能であれば24時間)犬へのパッチテストは、同じ要領で行いますが、薄める度合いは0.1~0.25%です。皮膚の柔らかいところに少量塗ります。飼い主も犬も、もし炎症やかゆみ等の異常が見られたら直ちに大量の水で洗い流します。
他にも、「オイルを直接飲んだり肌に付けさせないようにする」、「消費期限を守る」、「現役を薄めて使う」、「妊娠時は使用しない」という点にも注意してください。揮発性オイルのため、もちろん火気厳禁です。
また、以下の行動が見られた場合は直ちに換気をし、使用を止めてください。
<クンクンと辛そうな声で鳴く>
<よだれが多くなる>
<体を壁や床に擦り付ける>
<くしゃみをする>
<うろうろと歩き回る>