<原因と症状>
遺伝による先天性のものが発症原因の大半になりますが、イレギュラーとして、ストレプトゾトシンやゲンタマイシンの投与によって発症する後天性のケースもあります。
ファンコニー症候群の症状は、主に多飲多尿です。他に筋力の低下や体重の減少が見られます。
水や電解質、ナトリウム等が腎臓の尿細管を通っている時、その途中で異常が起こり、尿細管が正常な働きを行えず、尿の中に排出されるという非常に稀有な病気です。
診察方法には、尿検査、超音波検査、X線検査、ルーチン検査、抗体検査のいずれか(もしくは組み合わせ)で行います。
<治療の方法>
先天性の場合は支持療法、内科療法、解毒治療が主な治療法です。後天性のものであれば、発症原因となる薬物の使用を中止します。